今回は当院に来院される方で、頭痛薬をずっと飲んでいるのに、頭痛がどんどん酷くなっているという方がいて、なぜそのようなことがおきるのか?その対処法をお伝えしたいと思います。
そしてこのタイプの頭痛は当院で治療していても、なかなか改善されないタイプの頭痛になります。
原因になっている薬を徐々に減らしていかないと改善しにくい上に、整体の効果を感じにくいからです。
ですが来院されている患者さんは痛いから飲んでいるのであって、薬が原因になって頭痛が酷くなっているとは気付いていないかたも多くいらっしゃいます。
その状態で治療をしても、なかなか改善されないのです。
まずはなぜ薬を飲み過ぎて頭痛が酷くなっていくのかを理解してもらってから、それが原因の場合は医師と相談のうえ徐々に減薬してもらい、
もともとあった頭痛にまで戻しつつ、もともとの頭痛に対しての治療と同時進行で行うのが良いと思います。
減薬から1〜2週間は離脱症状により頭痛が辛くなることが多いですが、その為の予防薬を服用しつつ整体を受けると離脱症状を乗り切りやすく効果的です。
そもそも薬物乱用頭痛とは
・1ヶ月に10日〜15日以上頭痛薬を服用している状態が3ヶ月以上続いているかた
・薬を飲んでもだんだんと効果の時間が短くなっているかた
・薬を飲んでも頭痛が強くなるかた
・毎朝起きた時に頭痛がするかた
などが乱用頭痛の1つの目安になります。
薬を飲み過ぎることにより、脳が痛みに対して敏感になり、頭痛がさらに起きやすくなる、そしてまた服薬するという悪循環に陥っています。
徐々に減薬しつつ、やはり生活習慣の改善は大事になります。
運動、睡眠の改善はもちろん
食事のバランスも大切ですが、
その中でも、飲酒や喫煙はより頭痛の原因になりますので注意しましょう。
カフェインの過剰摂取も注意が必要です。
薬のなかにはカフェインが多く含まれていることがあり
カフェインの取りすぎで、薬物乱用頭痛のような状態になっている方もいるということです。
コーヒーなどカフェイン摂取をやめることで、頭痛が改善する方がいるのはその為です。
以前にも紹介した、マグネシウムは頭痛の改善に有効です
離脱中の症状軽減にも良いと思います。
マグネシウムは筋肉の収縮や神経伝達に関係します。
片頭痛発作時の症状改善の報告がされています。
マグネシウムは皮膚からの吸収でも効果があると言われ、首や肩などに塗ることで筋肉の緊張を緩和する作用があります。そのようなマグネシウムオイルを使うのもオススメです。
それと以前に動画にて首のストレッチを紹介しています。首の緊張が減ることで頭への血流が正常化されやすいので、こちらも頭痛に有効です↓
首ストレッチ①https://youtu.be/_YgPdZ64xOs?si=fRMdwo-nwqXIsHBQ
首ストレッチ②https://youtu.be/iser-gHIN10?si=qrtYaCt6krwiVYfs
以前の気象病のコラムに上げた耳ストレッチも良いと思います。こちらも参考にされて下さい↓
https://ide-seikotsuin.com/kisyou
頭痛があるからと自己判断で薬を飲み過ぎることにより、薬の量がだんだんと増えさらに頭痛が酷くなるという悪循環に陥っている、薬物乱用頭痛についての話しでした。
そのような方は医師との相談のもと、急に薬はやめずに徐々に減らしながら、整体を受けつつ根本ケアをしていくのをオススメ致します。
その他気になることやわかりづらいことなどありましたら、来院時やLINEにてご質問下さいね。