当院に来院される方で、夜間や日中でも急に尿意に襲われて、いわゆる頻尿になり外に出るのが億劫になっている方から、改善策は無いですかと聞かれて、その改善策をお伝したいと思います。
そもそもなぜ、急な尿意に襲われるのでしょうか?
膀胱炎などの感染症、前立腺肥大症、糖尿病、ストレスなど様々な要因がありますが、主に当院に来院される方で多いのは
加齢などにより、膀胱の壁が硬くなり、尿を溜められる量が少なくなったり、骨盤底筋が弱くなることで起きる方が多いです。
特に女性は出産などを経験されて骨盤底筋という筋肉が緩むことで起きやすくなります。
骨盤底筋は図のように下からハンモックのように内臓を支えて、膀胱や子宮、直腸などを正しい位置に保ちます。
骨盤底筋が弱ることで、内臓が下がり膀胱を圧迫することで尿意が起きやすくなったり、尿意を抑えにくくなります。
ですので骨盤底筋を鍛えることで、膀胱や子宮、直腸などを正しい位置に保ち頻尿や急な尿意を減らすことができます。
お伝えする骨盤底筋トレーニングは、急な尿意や頻尿はもちろん、姿勢改善、尿もれや便秘にも効果的ですのでぜひ実践されることをお勧めします。
骨盤底筋トレーニング
まず一つ目のトレーニングは
できる人は下のような姿勢になることで、より下に骨盤底筋が下がった状態になりますので、そこから肛門周辺を吸い上げるように引き上げます。
そのまま10秒間固定をしゆっくりと力を抜くというのを10回ほど続けてください。
骨盤底筋群はハンモックのような状態の筋肉なのでそのようにすることで、骨盤底筋全体を引き上げることができます。
注意点は
・頭を下げず、上げること
・踵が浮かないこと
一番効果的なのは上記ですが、
それが難しい人は下のやり方をしましょう。
この状態で同じく肛門周辺を吸い上げるように締めて10秒間ほど固定して、ゆっくり力を抜きます。時間の隙間にこまめに行いましょう。
二つ目は
この二つを主に行ってください。
身体の歪みが原因の場合も
それでも難しい人は、整体的に言うと、姿勢が悪くなることや骨盤が歪むことで膀胱に圧力がかかっている可能性がありますので背骨骨盤矯正を受けるのをお勧めします。
以上が
整体的見地からみた、
頻尿、急な尿意に対する解決策
の回答になります。
その他気になることやわかりづらいことなどありましたら、来院時やLINEにてご質問下さいね。