当院では朝起きて水を飲むことを身体にも良く勧めていますが、飲み方次第では身体への悪影響が出る場合があります。朝水を飲む際の注意点をお伝えしたい思います。
そもそも朝起きて水を飲んだほうが良い理由は
①寝ている間に失われた水分を補給できて、血液の流れが良くなるため。
②胃腸に刺激が加わり、腸の蠕動運動(腸が動く)が起こりやすくなり便秘解消によいため。
③自律神経を刺激して脳が起きることで頭がスッキリして目覚めやすくなるため。
などが挙げられます。
このように朝起きて水を飲むことは、非常に良いことばかりなので勧めているのですが、その際の注意点も今回お伝えしたいと思います。
朝起きて、水を飲む際の注意点
①寝ている間の口の中は乾燥しやすく、水分も失われていますので、口の中のフソバクテリウム・ヌクレアタム(歯周病に関係する菌)が増えてしまいます。この菌は大腸癌や様々な病気にも関係するという研究結果が報告されています。
この菌が増えている朝起きてすぐに水を飲んでしまうと、そのまま大腸にまでその菌が行ってしまい大腸にも身体にもよくありません。
朝は起きてすぐ歯磨きをするか、難しければせめて、うがいをしてから水を飲むのが良いでしょう。
口の中の環境は身体全体にも影響を与えるので、歯を綺麗にすることは健康にも良いのです。
②朝起きて一気に水を飲むよりか、できれば数回に分けて飲むほうが良いと思います。
というのも吸収率が弱っている高齢の方は一気に飲んでも水分が吸収されにくいので、朝複数回に分けて飲む方が良いです。
血圧が高い方もその方が急激な血圧変動を防げるでしょう。
③常温水をオススメします。 なぜかというと冷たい水は胃腸に負担をかける場合がありますし、大きな血圧変動も防げるからです。
以上が
朝起きて水を飲む際の注意点になります。
その他気になることやわかりづらいことなどありましたら、来院時やLINEにてご質問下さいね。






