今日は当院のセルフケアとしてお伝えしている、施術後の歪みの戻りを少なくする、スワイショウをお伝えしたいと思います。
というのも施術後に歩くことで、歪みの戻りを少なくする効果があるので実践してみてくださいとお伝えしても、なかなか暑い時期や寒い時期、梅雨時期などですと外に出てまで歩くというのは続かない方が多いからです。
歩くことは良いことだとわかっていても、なかなか環境や身体の状況によっては難しいと思います。
そのようなことで長年セルフケアの方法に悩んでいたのですが、当時私が中国武術をやっていた時に習ったスワイショウが有効ではないかと思い来院されている方に紹介したところ、良い結果が出ているので、ここに詳しく掲載しようと思いました。
スワイショウとは
そもそもスワイショウとは何かと言いますと、
中国語で「腕を放りだす」という意味になります。
太極拳や気功などで使われる体操の一種になります。
スワイショウの良いところは、少しのスペースさえあればどこでもできて、有酸素運動にもなり、リラックスできて歪みや自律神経を整えるのにも有効です。
気持ちよくて楽なので続けやすいという利点があります。
東洋医学的には気を下におろすことで邪気が抜けて運気が良くなるとも言われています。
自律神経の症状などでお悩みの方は、外に出るのも辛く歩くということがまず始められない方も多くいます。
そのような方々にとっても自宅にいながら同じような効果が得られるのは大変良いことだと思います。
なので当院では自律神経症状の方にはスワイショウをお伝えすることが多いです。
スワイショウにはいくつかの種類がありますが、その中でも簡単で効果的な2つをお伝えしています。
前後のスワイショウ
・肩幅に足を開きます。
・手はチョップの形でよいです。掌を下でする方法もありますが、チョップの方が私はやりやすいと思います。
・あとは腕の力を抜いて両手をぶらんぶらんと前後に振ります。
言葉にするとこれだけです。
最初は細かく色々お伝えしていたのですが、そうするとやり方にこだわりすぎたり、筋トレのように力強くやる方がでできたりしたので、あまり細かいことは伝えずに力を抜いてぶらんぶらんとやって下さいとだけ伝えています。
手から腕の力が抜けてくると、勝手に身体から動かせるようになります。
最初から身体から動かそうとするとそれが力みになり、余計にできなくなることがあったからです。
なので力を抜いて気軽にやってみて下さい。
手を前に振って
後ろに振る
動画でも見れます。
TVを見ながらや、音楽を聴きながらでも大丈夫です。
たださらなるリラックスを求める方は腕の感覚に意識を向けて、雑念が浮かんだら、また腕の感覚に意識をむけるという、マインドフルネス瞑想(今ここの感覚に意識を向ける瞑想)の形でやるとさらに効果が上がります。
詳しくやり方を聞きたい方はLINEや来院時にお伝えください。難しくなってはいけないのでここでは割愛しますね。
もう一つは
回転のスワイショウ
・肩幅で顔は前を向いたまま、もしくは腕と同じように顔を動かしてもよいです。
・腕の力を抜いてぶらんぶらんとら左右に振りましょう。
これも最初から骨盤から動かそうなどとすると、逆に力みがうまれて上手くいかない方がいますので、力を抜いて振るだけです。
力が抜けてくれば、かってに骨盤から振れるようになります。
腕の力を抜いて左右に振りましょう。
動画でもみれます。
目安の回数や時間は?
回数は最初は100回くらいで良いでしょう。
最初のうちは軽くやっても身体に力が入っている人は筋肉痛になることがあるからです。
慣れてきたら200回、300回とどんどん増やしてみて下さい。
タイマーなどをかけて時間でやっても良いと思います。
5分から始めて
なれたら
10分、15分、20分、30分と増やしてみてください。
慣れてくれば回数に制限は特にありません。
リラックスして気軽ににされて下さい。
以上が当院が進めるスワイショウのやり方とコツになります。
その他気になることやわかりづらいことなどありましたら、来院時やLINEにてご質問下さいね。