皆様、夜寝ている時、もしくは朝起きる時などに脚がつる方はいないでしょうか?
なぜ脚がつるのでしょうか?
今回は前半に脚がつる原因、後半に対処法とセルフケアをお伝えしたいと思います。
主な脚がつる原因
①水分不足
水分が不足していると身体の血液量は減り、血液の流れが悪くなります。
その際に血液による栄養や酸素が筋肉にしっかりと渡らずに、足が攣りやすくなります。
ではその水分不足を起こす要因は何があるかと言いますと
一つは、お酒の摂取になります。
お酒(アルコール)には利尿作用があり、体内から水分を排出しやすくなります。
それ以外にも、アルコールを分解する過程で、水分やビタミン、ミネラルを必要としますので
それも水分不足になりやすい要因です。
それと年配の方は、喉が渇く感覚が鈍くなってきますので、水分を摂取する際にはこまめに飲むのをおすすめします。一気に飲んでも身体に吸収されにくくなっていますので、少しづつ飲んで身体に吸収させましょう。
そして寝ている時は知らず知らずのうちに、汗をかいていて水分が不足していることが多いです。
②冷え
睡眠において身体の深部体温が下がった時に眠くなり、眠りにつきます。
ですので寝ている時は身体が思っているより冷えているのです。
寝る時は気にならない温度でも、部屋の温度が低いのも足が攣りやすくなります。
可能でしたら、エアコンはつけたままにして就寝される方がおすすめです。
エアコンが途中で切れる事で、熱くなりすぎて汗をかき水分が不足する、もしくは冷えすぎて血流が悪くなり足が攣ることがあるからです。
③筋肉疲労や運動不足
単純に歩きすぎた、運動をしすぎた、仕事で無理をしたなどの筋肉の疲労や、逆に運動しなさ過ぎも脚がつる原因になることがあります。
整体的には体のバランスが崩れることで、脚の筋肉に多くの負荷がかかりつると言うこともいえます。
筋肉疲労の場合は足を心臓より高く上げる、軽いマッサージ、ストレッチをする。
運動不足の方は強い負荷はかけなくていいので歩くや軽いマッサージ、ストレッチなどから始めてみましょう。
後半ではストレッチはお伝えします。
④栄養、ビタミン、ミネラル不足
筋肉を動かすにはビタミンやミネラルなどの栄養が必要です。
それらが不足していると筋肉が上手く働かずに足が攣ってしまいます。
先ほどもあげた、お酒のアルコールを分解するのにもこのビタミン、ミネラルを使いますので、お酒は大敵になります。
ちなみにビタミンB群を多く含む食品は
・肉類、穀物類、ナッツ類、野菜など
ちなみにミネラルを多く含む食品は
・マグネシウム:豆腐、玄米、納豆、大豆製品、アーモンド、わかめ、スルメ、煮干し、ほうれん草など
・カルシウム:小魚、煮干し、干しエビ、牡蠣、牛乳、チーズ、小松菜など
・カリウム:トマト、バナナ、りんご、葉物野菜、芋類、果物など
・クエン酸:梅干し、酢、レモン、オレンジ、キウイ、イチゴ、グレープフルーツなど
カルシウムは筋肉の収縮や弛緩、神経の伝達に関係していますので積極的に摂取しましょう。
ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける働きがあります。魚介類や卵に含まれます。
このようにビタミンミネラルは多くの食品に含まれていますが、やはりバランスよく取ることが大事になります。
このようなことが、足が攣る原因になりますが、
次は実際になってしまった時の対処法とならないように予防するセルフケアをお伝えします。
・ふくらはぎが攣った際はふくらはぎ(脚の後ろ側)が縮んでいますので、脚の裏側を伸ばして下さい。
前側が攣ることも稀にありますが、その際のやり方は上記の逆を伸ばすと良いです。
どこの攣りも一緒ですが攣ると筋肉が縮みますので、縮んだ筋肉を伸ばすと覚えていて下さい。
この時のコツとしましては、足の指を持って少しづつ膝を伸ばして下さい。それの方が脚裏からしっかりと筋肉が伸びて攣りが治りやすいです。
・セルフケアとしては寝る前に上記の対処法のストレッチや壁を使ってアキレス腱をストレッチして下さい。
伸ばす時間は30秒以上を痛くなる手前で、筋肉の力が抜けるまで待つようにして下さい。
最近の研究では30秒以上ストレッチをした方が効果が高いと言う研究結果があるからです。
・そして膝裏からふくらはぎを下から上に優しくマッサージして下さい。
脚を上げて休んだり、両脚ブラブラも効果的です。
少しだけ水を飲むのも忘れずに。
それでも
頻繁に足が攣る場合は、隠れている病(糖尿病、動脈硬化、腎臓病、脳梗塞、脊柱管狭窄症など)
があることもあるのでその際は一度内科や整形外科を受診してみて下さい。
病院で特に原因などが見当たらなければ、未病と言えますので整体が効果的だと思います。
以上が脚のつりの原因と対処法でした。
他にも気になることやご質問がある方は、来院時やLINEにてお伝え下さいね。